田辺 顕能/ Akiyoshi Tanabe

2000年早稲田大学大学院電子情報通信学修士課程修了。同年ソフトバンク入社。
入社直後よりYahoo!BBの立ち上げに参画し、入社後3年目の2003年にネットワーク技術部長としてネットワークインフラの企画を指揮。最年少部長。
2006年ソフトバンクBB、テレコム、モバイルの通信3社の技術企画統括部長に就任。
孫会社の役員など兼任。
2007年ソフトバンク社内にて自らの主導により、ITを活用し人間の健康バランスを科学することを目的としたソフトバンクリブラ株式会社を設立、代表取締役に就任(兼任)。ボトムアップ企画によるソフトバンク子会社設立の初実現。
2009年リブラプラス(旧ソフトバンクリブラ)に注力すべくソフトバンク退社。2012年にリブラプラス株式会社の会社分割によりライフロボ株式会社を新設しMBOを行う。Founder兼CEO。

　さかのぼること2007年にソフトバンクリブラを設立してから、モバイルヘルスケアの分野で事業チャレンジをしております。当時はまだ早かったというのが正直なところですが、現在は様々なウェアラブルセンサやIoTとしてのヘルスケアデバイスが登場し、また多種多様なサービスも生まれてきており、この市場の可能性がやっと目に見える形になってきたと実感しております。
　ただし、まだしばらくの間は、お客様にどう定着していくのかという形ははっきりせず、生煮え状態が続くため、我々含めた各事業者は試行錯誤繰り返していくしかありません。生体データやライフデータがどんどんデジタル化、つまり見える化が可能になり、自身のカラダの本当の状態や未来予測によって本質を見極められるようになってきているにも関わらず、一番の敵は簡単なものに飛びつく人間の性です。しかしながらこの面倒さは、センサの小型化やスマホやサービスの簡易性でどんどん向上していくため、ある時点を超えると一気にスプレッドすると信じております。
　健康、つまりヘルスケアの本質はバランスです。物事の表裏一体と同じように、食べ物や栄養、運動等、少なすぎてもダメですし多すぎてもダメです。バランスです。更には個人差があります。我々は、この生活におけるin(食)とout(活動)のバランスを可視化し、個人毎に指針となるサービス及びプラットフォームを常に進化させ、受け入れられるように邁進します。

　一方、「これはやるべきだ」と強く感じる事や何かのご縁で化学反応したことなど、色々とやっていきます。会社ですので！

代表取締役　田辺 顕能